当院で治療を受けられた患者さまのことはずっと診ていきたい。そのような思いで当院の院長になりました。
当院で力を入れている治療の一つにインプラント治療があります。インプラント治療は、治療をした時点で終わるのではなく、その後も継続的にメンテナンスが必要です。つまり、長い目で患者さまと向き合うことが求められます。当院で治療を受けていただいた患者さまには、長く噛める歯を保っていただきたいという思いを込めて、メンテナンスを行っています。
私は2006年に当院で勤務を始め、2010年に院長となりました。院長に就任したのは、当院で診ていた患者さまのお口の健康をこれからも守り、お世話になった上司に対し責任を果たしたいという思いからです。特に当院ではインプラント治療の数が多いため、治療後も患者さまの経過を追っていくことが大事だと考えています。
治療の前にはカウンセリングが必要です。患者さまがどのような思いでその症状を抱えているのか、どのような治療を求めているのかを知るためです。カウンセリングでお話しした内容を元に、患者さまが希望する治療をできる限りご提供したいと思っています。
当院でのメンテナンスは全て個室にて行います。2018年5月にリニューアルを行い、個室診療室を設けてからはメンテナンスとインプラントなどの外科的処置は、この部屋で行っています。個室というプライベート空間で、緊張せずに落ち着いて施術を受けていただきたい思い、このようにしました。
スタッフには、「目的と目標を掲げ、自信を持って患者さまに向き合ってほしい」と伝えています。自信を持って働くことで、患者さまへの治療の質に還元ができると思うからです。スタッフのとった行動が常に患者さまの幸せになるように行動してほしいと指導しています。
インプラント治療に力を入れようと思ったきっかけは、祖母の影響が大きいです。祖母は私が中学二年くらいに他界しましたが、生前は入れ歯を使っていて、食事や装着感に苦労していました。そのことから、歯を補うのであれば、固定式の物で歯を補う治療をしてあげたいと思うようになったのです。実際に、今、インプラント治療を受けた患者さまから喜んでいただけると、歯科医師として強いやりがいを感じています。